| ベルルスコーニ −今晩の試合をどうご覧になりましたか?−
お祭りの一夜となった。スタジアムの中は非常に美しく、実際のキャパシティよりも全然大きいかのようだった。この悲劇にショックを受けながらも、セビージャは困難な対戦相手であることを証明した。普段ならあるはずの闘争心が欠けていた。だが、いずれにしても好ゲームだったよ。前半はセットプレイでの失点後に“化学反応”があった。セットプレイとは決められることも決めることもあるものだ。チームプレイの賜物以外の何物でもない。後半は立て直し、素晴らしい2ゴールを見ることができた。そして、結果的に両チームの違いを見せることとなったPKもね。いずれにしても、セビージャは最高のチームだ。カヌーテのことが非常に気に入ったよ。ボールを上手くコントロールできる選手だし、ヘディングも非常に強い。ドリブルもターンも上手い。最高の選手だね。
ミランはミランであることを続けていかなければいけない。イタリアでもヨーロッパでも、さらには世界中で、我々は常に主役としての役割を担ってきた。チャンピオンズ・リーグ優勝に加え、欧州スーパーカップも制した今、これからはクラブW杯に向けて準備していく。我々が世界一だということを示す国際舞台でのトロフィーを増やすのに、絶好のチャンスになるだろうと思っているよ。ミランに終着点はないんだ。なぜなら、目標を達成したら、またすぐに新たな目標が生まれるからね。できる限りのベストを目指し続ける必要があるんだ。サッカーとは偶然でもあり、論理的でもあり、運でもある。我々はクラブW杯のトロフィーを獲得するために、全力を尽くしていくよ。
−試合前にインザーギには電話されましたか?−
いや。今回はしていない。これでインザーギがゴールを決めていない大会は、クラブW杯だけとなった。彼は常にミランを愛してきた選手なんだ。純粋なるストライカーで、まだ自分が若く、ゴール感覚を失っていないことを証明している。
−カカーについては?
カカーとレアル・マドリードの話は、完全にマスコミが作り上げたものだ。彼がミランを離れる可能性は、10万分の1すらなかったんだよ。契約延長に関しては、他チームからの関心は選手に有利となり、クラブに損害を与えることとなる。いずれにしても、彼はそういう関心を引くにふさわしい選手だ。繰り返すが、放出に関しても契約延長に関しても、カカーの問題など存在したことはない。
−ガットゥーゾはプエルタ選手のような不幸がミランで起きた場合、ミラン選手は試合をしないだろうと語りました−
我々は誰もがこの22歳の青年が亡くなったことにショックを受けた。これほど若い選手があんな悲劇的な形で亡くなるなんて ・ ・ ・ミランの全選手がショックを受けたんだ。本当に深い悲しみを感じたんだよ。まず我々が試合の延期を提案したんだ。ハーフタイムにセビージャ側のゴール裏に行ったり、彼らにプエルタ選手への敬意を表す横断幕を渡すなど、選手たちは素晴らしく振る舞ってくれた。我々の勝利は彼に捧げる。スペインのサポーターたちからも拍手を頂戴したんだよ。
−リーグ戦を見据えるなかで、この勝利はどんな意味を持っているのでしょう?
全員に対するメッセージだ。ミランが存在しており、今後もそれは続いていくというサインだよ。昨季は不当で厳しいペナルティーがあり、スタメン10人を巻き込むほど負傷者が続出した。不運な序盤戦となったんだ。だが、ピッチ上で自分たちのレベルを見せつけ、CL優勝にたどり着いた。今晩もその力を見せることができたんだ。
−今晩(移籍市場最終日)、アポイントはあるのですか?
いやいや。新しいプランは研究していないんだ。それはアンチェロッティ監督の任務だよ。
−ロナウドは?
賛辞を贈ったよ。非常によく練習しているからね。真剣に、懸命に頑張っている。髪を整えたことで、若くなっただろう?単に筋肉に痛みを感じただけで、復帰した時にミランへ大きく貢献してくれるだろう。私はそう期待している。それに、パトも加わった時には、美しいサッカーが見られるだろうね。
アンチェロッティプエルタ選手の死があった過去数日の出来事の結果、独特な雰囲気での試合になった。当然ながら、セビージャは私たちよりも衝撃を受けていたはずだが、それでも前半は特に素晴らしいプレーを見せた。われわれは前半、少し元気がなかったが、徐々に立ち直り、後半は巻き返した。準備は十分にしてきた。私たちはコンパクトなサッカーを心がけ、先制されても落ち着きを失わなかった。シーズン開幕の週を良い形で締めくくれた。
インザーギは、こうした大一番のためにいるような選手だ。スーパーカップで先発したのは初めてだが、この試合に向けて十分に準備していた。
−先制点を許したことについて−
元気を出して、もっと柔軟なサッカーをするように指示した。立ち上がり、躊躇するようなプレーが見られたので、選手の不安を払しょくすることが大切だった。欧州カップ戦ではショーを見せることが大事だと考えている。人々はサッカーを楽しむために観戦に訪れるからだ。これは新しい傾向だが、どの試合でもその流れが顕著だ。イタリアでもそうしたいと思っている。
−ロナウドについて−故障から回復途上にある。出場まで、もう一息というところ。次の試合には出られるだろう。
カラーゼこのタイトルをとれて満足、みんなが喜んでいる、いいかたちでシーズンをスタートできた、このまま行きたい。昨日は感動いっぱいの夜だった。試合前の雰囲気は最高とはいえなかった、まだ若い選手が亡くなって、あの状況では試合に備えることも簡単じゃなかった。
でもピッチに降りてからは僕たちもセビージャもいい立ち上がりをみせた。前半はたくさんチャンスをつくったけどツキがなくて、彼らが先制点を決めた。後半はミランはその持ち味と勝利への執念をみせた。
僕たちは本当に強い、このチームは何年も前からずっと一緒にプレーをしていて、点をとられたときも絶対にあきらめないからね。前半は戦術的にうまくいっていなかった、中盤にやや問題があった、でも時間とともに流れを引き寄せた。
月曜のフィオレンティーナ戦に向けて今日はまずゆっくり休まないと、やや旅の疲れが残っているから、そして明日は試合のための練習を再開、いい試合ができると思う。
ミランの最大の目標は全勝すること。フィオレンティーナはいいチームで厳しい試合になるだろうけど、去年、誰も予想していなかったチャンピオンズリーグのタイトルがとれたように、今年はすべてのタイトルをとりたい。
カカこの試合を戦うのはとても難しかった。人が亡くなった時、それ以上に大事なことはないんだ。僕らはプロだから、ピッチへ向かった。でも、考えていたのはプエルタ選手のことだ。このトロフィーと僕のゴールは、彼に捧げる。このユニフォームを纏うのは常に名誉だし、勝利はいつだって素晴らしいものだよ。
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