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前半の内容には文句のつけようがなかった。
デル ・ピエロとカカの打ち合いは見ごたえ十分で、ピッポとトレセゲもストライカーぶりを如何なく披露してくれた。スペクタクルな内容で展開されるビックゲームの緊張感を、久しぶりに味あわせてもらった。
ピルロもいい。ガットゥーゾもいい。強敵を相手に強いミランが素晴らしいゲームを見せてくれたと思う。
ただ、後半も同じゲームを見たかったがそれは叶わなかった。
選手は悪くなかったと思う。
このチームの問題は「指揮官にある」と、感じるしかないゲームだったのではないだろうか。
前半12分、先制点を叩き込まれたシーンは、ファバッリのアホな飛び込みと、シミッチの玉ぎわでの弱さが招いたが、その隙を見逃さなかったデル ・ピエロを賞賛するしかない。
彼らにはあれが限界だし、この日のデル ・ピエロは、止められる選手じゃなかった。
DFラインを見てもわかるように、この日のミランは点を取り合うしかなかったんだ。
それはみんながわかっていたんだと思う。ガッカリすることなく反撃を試み、すぐさま同点に追いつく。
左サイドをカカが切り裂き、当然のように中央にいたピッポが、やすやすとブッフォンを破った。
その後も一進一退だった。
カカとデル ・ピエロは素晴らしい冴えを見せ、両チームはエキサイティングでハイレベルな攻防を繰り広げた。
31分、インザーギが勝ち越し点を奪う。アンブロジーニとボネーラの素晴らしい連携で、ユーヴェの浅いラインを破った。
インザーギらしい、見事なドッピエッタだ。ミランは、まだまだ得点を積み上げられそうな雰囲気を漂わせていた。
しかし、デル ・ピエロも黙っていない。
あと少しで前半をリードして折り返せたのだが、左サイドをデル ・ピエロに破られ、カモラネージのクロスにつめたトレセゲとサリハミジッチにやられてしまう。
まあ、この点もユーヴェの選手たちを賞賛するしかないだろう。
悔しいが見事な攻撃だったし、ゲームの興奮度は高まり、後半への期待はとても膨らんだ。
さて、問題の後半だ。
ユーヴェにかなり押し込まれ始めた。
これは、シソコに中盤を支配されてしまったためだった。
アンブロジーニやセードルフが、ボールをうまくつなぎ、ボールを奪い取ってくれたら違っていたと思う。
中盤の争いでユーヴェが確実に勝っていた。
そして、追い込まれてきて、ファウルがどんどん増えていく。
ファウルというものは、片方が犯せば、もう片方も犯し始めるもの。
前半の素晴らしいゲーム展開は壊れ、醜い肉弾戦になってしまった。
67分、ボネーラがシソコへの危険すぎるファウルを犯し退場する。
同情の余地もない悪質なタックル。シソコが無事だったことが唯一の救いだった。
1人減ったミランは、インザーギを下げて、カフーを投入した。
アンチェロッティ〜〜〜 馬鹿だ! ミランの勝ちはこの時点でなくなった。ゲームは終わった。
もうこれ以上、ゲームの流れを書くつもりはない。
ここからは延々とアンチェロッティ批判を書く。
まずはなぜピッポを変えたのか?
この日は打ち合うしかなかったんだ。ドッピエッタのピッポを外してどうする。
「10人になってしまったけど、それでも勝てたはずだ。決して負けるような試合じゃなかったんだ」(インザーギ)
誰よりも悔しく、この交代を信じられなかったのはピッポだたろう。
カカの1トップで何をしようとしたのか。攻撃をカカにすべてを託したかったんだろう。
ならば、しっかりブロックをつくって守り、カウンターを仕掛けないといけない。
中盤が劣勢に陥っているのだから、そこのテコ入れが必要だったはずだ。
それよりもまず、なぜ劣勢になっていた後半のボネーラが退場するまでの時間に、アンブロジーニ、もしくはセードルフを代えてブロッキを投入しなかったんだ。
ゲームの流れにそって的確な采配をする力が、この男にはなさすぎる。
ただセオリーどおりに、自分でかってに決めた序列どおりに、選手を投入していくだけだ。
1点をリードされてから、焦ってジラを投入する。
1人少ない状況では、どう考えてもジラじゃなくて闘志むき出しのパロスキだろ。
変えるのはガットゥーゾじゃないだろ〜 この日のガットゥーゾは変えちゃダメだろ。
最後にピルロを変えて、何がしたかったんだ?あの状況で投入されたブロッキに何ができたんだ?
後手に回るリアクションの采配。そのリアクションさえ意味がわからない。
情けない。もうマジで嫌気がさした。選手も理解不能だったんじゃないかと思う。
そりゃ、ボネーラも悪いし、マルディーニのファウルも理解できない判定だったよ。
ユーヴェの2点目もオフサイドだったのでは。
運に見放されて、勝利を取りこぼしたという見方ができるゲームだったとは思う。
だが、このゲームはアンチェロッティが勝利を放棄したゲームだ。
アンチェロッティは、もういいよ。 NOだ。 さよなら
来季誰が来ようと、監督を変えなければ、ミランの未来は暗いままだ。
CL圏内は、とても難しくなった。
もう黄色信号じゃなくて、赤の点滅に変わった。
最悪の結末が訪れようとしている。
前半、ミランはあんなに素晴らしいサッカーをしておきながら勝てないということは、もう終わりなんだよ。
新しく生まれ変わらないといけないということなんだよ。
現場のトップが変わらないと、オレは絶対に同じことの残り返しになると思う。