竜持、凰壮、虎太。
こいつら3つ子のサッカー小説です。
いきなり“こいつ”呼ばわりしましたが、読んで頂ければわかってもらえると思います。
名前も凄いですが、それに負けず劣らず立派なヤツ等です。
川端さんの描かれたキャラクターを、僕はみんな好きになったかもしれない。とても魅力的でした。
一番は、虎太。男らしく、ストレートで人間らしい。
こいつがもっともサッカーを好きなのでは?と思う。
― きちんとやれ、というのは、つまり、虎太にボール
を持たせろということだ。 ― p247
この一行で虎太が大好きになった。みんなそう思ってプレーしているはずだ。そうじゃないとダメだ。
サッカー少年よ、虎太になろうぜ!
あと、エリカもとってもかわいい子だった。
“ゴン様”なんて、笑わしてくれる。とても可愛らしい。
憧れのデイヴィッドに会いたい。そして、認められたい。
サッカーを始めた動機も素晴らしい!
真っ黒な笑顔が絶対かわいい子だと思う。
川端さんが作り出した少年少女たちは、ほんとサッカー小僧だった。
この本を読んで、近年言われる個性的って何なんだろうな、と改めて思った。
3つ子たちは、確かに個性的だった。魅力的だった。
ただ、協調性に欠ける。
サッカーはチームスポーツだ。協調性はとても大事だ。
それらは、サッカーに限らず大事なことだから、少年たちに教える大人は必要だろう。
しかし、そこで押さえ込んでしまえば、彼らの魅力は失われる。
3つ子もサッカーをやめようとしてたわけだし、実際にそんな子達がたくさんいるんだと思う。
どうすればいいかなんて答えはないね。
指導者の方々は悪戦苦闘だろう。
1つわかりやすい方法として、クラブや少年団が、チームカラーを固め押し出してやっていき、その中から少年たちに選択させてあげればいいのかなと思う。
選択肢を出来る限り増やしてあげればいいと思う。
虎太はどんな大人になるんだろう。
小さくまとまんなよ。 そんな心配は要らないね。
2007.2.19
