この本は、2006ドイツW杯を、現地ドイツに滞在して取材に駆け回った、川端さんの観戦日記です。
スタジアムでW杯を見れる。それも、今日はこのゲームを見て、明日はあのゲーム、明後日は、という、なんともうらやましい旅です。川端さんは決して楽ではないと言われていますけど、僕にとっては夢の旅です。
ドイツがコスタリカをやっつけて幕を開け、ジュールリメ杯をアズーリが持ち帰ったW杯を、僕は「全ゲーム見てやる」と意気込み、TVの前で、熱きドラマに魅了され、時には睡魔と戦いながら、川端さんほどまでにはいかないまでも、なかなかにハードな日々を送っていました。
この本を読んでいて、そんな記憶が鮮明によみがえり、またあの時間へ連れて行ってくれました。
なんだかとても懐かしく、うれしく、楽しかったです。そして、、、悲しかったです。
この本はW杯を思い出させてくれると共に、川端さんが奔放した取材の大変さや楽しさと、ほんとにさまざまな出会いのエピソードが、一緒につづられています。
秘話というほどではないですが、W杯ってほんとに大きいんだなぁ、と感じさせてくれます。
川端さんは、−1つの時代、川渕三郎と中田英寿の時代−が終わった気がした、と書かれています。
そして、こんな言葉を引用されています。
「我々は自分の生きている現在と決して同時代にいることはない。時代は仮面を
付けて進行する。歴史は前の場面の仮面を付けたまま次の場面に登場するのだ
が、そうなると我々はもうその芝居がさっぱりわからなくなる」
えらく気に入ったんで僕もパクリました。ドブレって人の言葉らしいです。
2006
