サッカーっていろんな仕事があるんだよな。
ってあらためて思いました。
日本サッカーを、こういった形で、支え、発展させて言ってくれた人々が、たくさんおられるのだろうな、と。
本書の舞台は、Jリーグ創設期から、バブル期と呼ばれていた時代。
主人公は、佐藤英男。サッカーにおける影として、裏方として、膨大な知識と堪能な外国語を武器に、南米、欧州各国を飛び回り、クラブの屋台骨を支え、チーム強化の最前線で戦った人物だ。
命を削りながら、ペレイラを日本に連れてきた。
ジョージ与那城、ラモス瑠偉と作った読売クラブの黄金期。
オジェックを落とした交渉術。
こういう熱い人が、存在していたからこそ、いまのJリーグがあるんだろう。
たしかに、アウトローだ。
だが、そうじゃなかったら、何も始まらなかったんだと思う。
こういう信念の強い人たちが、道を切り開いていくんだ。
これは、己の尊厳をかけて世界に挑んだ、サムライの物語です。
2006
