日本サッカーと「世界基準」

著 セルジオ越後

2006年ドイツW杯、日本戦いぶりをセルジオさんはどう見たのか!
まぁ、皆さん想像はつくともいますけど(笑)
日本サッカーの現状を、ブラジルで育った日本人セルジオさんが、とても素直に思ったことを書かれています。

 ・第1章  W杯が教えてくれたもの
 ・第2章  日本が世界基準になる日
 ・第3章  日本サッカー・プロ論
 ・第4章  サッカーの教育と育成

1章では、2敗1分に終わったドイツでの敗因を徹底的に取り上げ、セルジオさんらしく怒りの論調で進められていますが、うなずける内容です。

その後の章では、自身のブラジル時代の経験を下に、そのブラジルと日本のサッカーの土台の違いについて、意識、取り組み方の違いについて、が書かれています。

日本サッカー界の課題、これからやらなくてはいけないことが、この本にはほぼすべてが書かれているんじゃないでしょうか。
ただ、問題を列挙しているだけで、解決法を見出しているとは言いにくいですし、あまりにも現実的ではない話もあります。
経済格差から生まれるハングリー精神。これをまねしようなんて、誰も思わないでしょう。
ですが、こうやって課題を洗い出していくことはとても大事だと思いますし、絶対に避けてはいけないことです。

僕は、日本のやり方で世界レベルに追いつくことは、十分可能だと思ってます。
勝利、ジュールリメ杯を日本に持ってくることができるか、という点でです。
サッカーをプレーする人口は確実に増え、環境は格段によくなっています。
ただ、それだけでは勝てないことを、このW杯で突きつけられました。
なにが、足りないのか?やっぱり、選手、協会はもちろんですが、日本全部が、マジで勝ちたい、と思うかどうかだと思います。

セルジオさんのブラジル時代の話は、とても面白く読めました。
かなり自慢も入ってましたけどね(笑)

2006