16歳のリュウジのプレーを見て、スペインの1部チームの会長が大絶賛し、スカウトが彼に会いにやってきた。そのチームのユースに所属して、トップチーム昇格を目指さないか、という話をもって。
1つ返事で決断し、単身スペインに飛び立つリュウジ。
異国で、1人で、彼自身が寿命あと20年といっている人生を意義のあるものにする為、自ら厳しい場所を、戦える場所を求めて。
パスを出してくれないチームメイトたち、競争意識の大きな違い、スペインのサッカー事情、という現実を目の当たりにし、国籍といった大きな問題にも直面しながら、母との別れ、父との関係、友情や淡い恋などとも葛藤していきます。
僕は、すぐにリュウジに魅了され、時間も忘れてあっという間に読みきりました。
とにかく面白かったです。今までサッカー小説を読んだことがなかった僕は、この本に出合えて幸せだと思いました。
ゲームの描写が大変細かく書かれていて、そのシーン、プレーが頭の中に浮かんできて、すぐに引き込まれていきます。
そして、リュウジの内にいる龍や、彼の感情がとてもリアルに描かれていいて、とても面白いし、また、泣けるんです。
読み終えるころには、僕は、リュウジの大ファンになっていました。
もう読まれた人がとても多いと思いますけど、もし、まだ読んでいない人がおられたら、ぜひ読んでもらいたいです。
リュウジの虜になること、間違いないです。是非です。
2006
