| ペトロヴィッチ
試合前から今日のゲームは厳しくなると思っていました。というのは,柏はJ2からJ1にあがってきたチームなのでモチベーションは高いし、開幕の磐田戦でいい勝ち方をしたから、なおさらモチベーション高く広島にやってくると思っていました。選手には、こう言いました。『昨シーズンは残留争いをしていた。でも今シーズンは、皆から勝ちを期待されるチームになってきている。そういうプレッシャーの中で試合をしていくのは難しい』と。
今日の試合は,選手たちは何かにこわがって、試合に入っていたようです。柏に対してスペースを与えてしまって、相手より離れたポジションにいたところが多かった。相手からボールを奪った時にトップにクサビを入れるわけですが、中盤の位置が低かったためサポートできず、なかなかボールを前に運べなくなりました。 そんな中、柏が1点とりましたが、フランサがPKを外したことは我々にはラッキーでした。後半は全く違うゲームになりましたね。ウチが柏を押し込んでいました。いくつかのチャンスがあり、龍一の「もしかしたらファウルでなかったかもしれない」シュートもありましたね(笑)。そして、1対1に追いついて,後半ロスタイムに入った後も、我々は前にプレッシャーをかけてゴールを目指しました。
ただ、我々にはまだまだやらなければいけないことが、たくさんあります。昨シーズンには残留争いをしていたチームが、今はみんなに勝ちを期待されるチームになりました。そんなプレッシャーの中で勝っていくためには、課題も多い。
とはいえ、今日の試合の中でポジティブなのは、0−1の時も選手たちからは『勝つんだ』という意識が表れていたこと、そしてその意識をもって戦ってくれたこと。もし、フランサがゴールを決めていたとしても、我々は後半、追いついていたでしょう。それくらい、我々のチームは『勝ちたい』意思が強く見えた試合でした。そういったチームですから、これからも我々は、皆さんにいい試合を見せられると思います。
−平繁を入れて3トッブにしたが−
我々はリードされていたわけですからね。相手を追い込まなければいけないので、龍一を入れました。彼はペナルティエリアの中でいい仕事ができる、危険な選手。今日は非常に良かったと思います。
柏木 陽介
失点に絡んだのは、俺のクリアミス。大振りしすぎました。
ただ、後半は相手のシステムが代わって、俺と浩司さんがフリーでボールを持てるようになりました。ロスタイムには浩司さんからパスが出て、ボールに向かって突っ込んだけど、自分がストライカーじゃないのがよくわかりました。当たりもしなかったですから(笑)。
今日は前半からラインが低くて、選手間の距離が開いていたように思います。DFも中盤も押し上げられるようになれば、もっといい守備もできたと思うし、攻撃ももっと絡める位置にこれた。ただ、相手のプレスは、前半は早くてやりづらかった。後半に3−5−2になってからは、相手がむしろ戸惑っていた感じがしますね。
今日は勝てた試合でした。相手もPKを外してくれたし(苦笑)。後半は、もっと点がとれたと思います。ただ、僕らが前がかりに攻めすぎて、もろにカウンターを受けた場面があった。ああいうところを気をつけないといけないですね。
ミドルシュートは、もっと打ちたかった。ですけど、そういう位置でボールをもらえなかった。だからコマさんと一緒に右サイドを使おうと思っていたんですが。あそこにサイドチェンジのパスがくれば、相手とは2対1になって、もっとチャンスは作れていたと思います。今日は疲れました(笑)。
下田 崇
DFにボールが入ったときに、もう少し自信をもってつないでいてもよかった。後半はそれができていたので。縦に長いボールを入れると五分五分になりがち。セーフティにやったのもよかったと思うけど、でももう少しつないでいってもよかった。
後半はよかった。点をとりにいかないといけない状況だったから。後ろも余らせることはなかったし。みんな落ち着いてくれたし、勝ち点1をとれてよかった。
PKのシーンは、キッカーがどっちに蹴りたいのか、考えた。相手は絶対に2点目がほしいわけで、確実にゴールをとりたいと思ったらやはりサイドキックで確実にコースを狙うと思った。そこで重心を右に移して、そこから左に蹴らせればいい。僕の左に蹴らせれば、強いボールはほとんどないわけだから。まあ、僕の思惑どおり、左側に持っていけたので、それはよかった。読みどおりだったし、自分としてはしてやったり。コントロールした弱いボールだったらとれると思ったから。
戸田 和幸
得点シーンは、浩司がこぼれを拾ったので、相手のDF2人が浩司のところに行ったんです。だから、そこで間があいていたので動き直した時に、目が合ったので、『ボールがくるかな』と思っていたら、本当に来ちゃいました。ああいうシーンはあまりないので、あまり覚えてはいないけれど、すぐにシュートを打とう、という感じでした。
チームとしては、同点になっていい雰囲気になるけれど、僕はDF。得点をとるため前がかりになったところで裏をとられるのは危険だと思ったので、自分やカズが前がかりにならないように気をつけました。
後半の2バックですが、あれでいいのなら、僕はそれでいいんです。監督には、前半のできが良くないと言われたのですが、その見方もよくわかります。ただ、相手の形と自分たちの形の兼ね合いがありますからね。確かに、前半は僕たちのボール回しがはかどっていなくて、攻めきる前にボールを取られていた。そこで、どこまでリスクをかけるのか、そういうところで自重したところはありますね。
後半のようなサッカーももちろんできるけれど、それをやり通すにはメンタル的に変えていかなければいけない。確かにあれも一つのサッカーだし、ああいうことができるのはチームとしては大事なこと。同数でも守る準備はしていますからね。ただ、相手も考えていますから、ウチの選手がいなそうなところにボールを持っていくシーンもあったことも事実です。
ボールキープして攻めているときは、僕たちDFもそういう待ち方をするでしょう。どの位置で奪われるか、それによって次の守備への対応も変わってくる。ところが今日は、よくないところでボールを取られるシーンもあった。相手にとって高い位置で、数的同数で抜かれていくのは危ないと思いました。ただ、ベンチは違う見方をしていたようだけど、僕らは別に『怖い』わけではなかったですね。フランサが起点になるのもわかっていましたから。
PKのシーンは、相手が遠かったけれど、あそこは行かなければいけないから。とにかく行けるところまで寄せようと思っていました。ところが、思ったよりいいところにボールが来て、確かに接触はしたけれど、僕が思うより相手が簡単に倒れてしまったんです。見え方がどうだったかはわからないけど、僕自身はもっと早く準備したら良かった、と思いますね。ただPKは外れると思っていました(笑)。ああいうところは任せています、先輩に(笑)。でも良かったです。あれで持ち直したところはあった。やはり2−0になったらキツかった。
勝ち点4で3ポイントは悪くない。今日はチャンスがありながら入らなかったわけだけど、こういう試合もあるから。この前は効率よく取れ過ぎましたね。こういう時、今日はたまたま僕だったけれど,他の選手がゴールを決めたり粘り強く失点を防いだりとかが必要になるから。
服部 公太
J1リーグ100試合連続フルタイム出場記録は、1試合ごとの積み重ねですから。大切なのは、プレーの内容です。上位争いをして、勝つことにこだわりたい。
今日の後半は、悪くなかったですね。浩司と左サイドでチャンスはつくれた、と思います。カウンターで危ないシーンもあって、自分も必死に戻ったこともありますが、後ろにはシモさんがいますからね。
身体のケアは気づいたときにすぐにやっていますし、とにかくここまでいいコンディションでやれているのは、昨年までウチのフィジカルコーチだった生駒さん(現C大阪)のおかげです。
平繁 龍一
幻のゴールのシーンは、自分としては夢中で前に行っただけ。初ゴールだと思ったけれど、微妙だったし、仕方がないです。今日は3トップのセンターに入って、ボールを受けてキープしろと言われました。
ただ、ミスもあったし、まだまだですね。
|