チェルシーが負けた。
僅か前なら、これはとんでもない出来事だった。賭けの対象だった。一時期は失点さえそうだった。
だが、もうこの見出しが大きな意味を持つことはなくなるかもしれない。
モウリーニョが辞めた、ことはチェルシーの1つのサイクルの終わりを意味している。
なぜこうなったのか、誰もが推測でしか語ることはできないと思うけど、僕は本当に残念。ただこのひと言だ。
新監督にグラント(僕はどんな人物なのかまったく知らない)を迎えたチェルシーは、いきなりユナイテッド戦を迎えた。
巡り会わせがいいのか悪いのか、これはわざとなのか、たまたまなのか。とんでもないカードだ。
さらにピッチには、ランパードがいない。これもまた、僅か前なら考えられないことである。そして、ドログバもカルバーニョもいない。
「家族の誰かが亡くなったような雰囲気」とチェルシーの選手の1人が話したそうだが、チェルシーというチームは戦える状況ではなったと思う。
なんにしても、ユナイテッドにとってはおいしい状況での、最大のライバルとの対戦になった。
ユナイテッドはようやくベストメンバーが揃いつつある。
ルーニーが復帰し、ロナウドもピッチにいる。あとはガリーの復帰を待つのみとなった。
ゲーム前から、結果は見えていた。
そんな中ではあったが、チェルシーは頑張ったと思う。
モウリーニョに鍛えられた選手たち(こんな言い方をずっとされると思う)は、いい仕事をしていた。
プライドを感じたもん。何も語っていないらしいテリーは、モウリーニョがいなくてもテリーだった。
ただ、ドログバがいないチームはゴールへの活路を見い出せない。
これはモウリーニョがいなくなったことは関係ないと思うが、本当に攻撃はしんどかった。
シェバは、もう輝きを取り戻すことはないのだろうか。悲しい。
ミケルの退場はそこまで結果に影響はなかったと思う。
ユナイテッドに話を移そう。
先ほど少し書いたが、スタートダッシュに失敗した原因だった、ルーニーとロナウドの不在も解消し、DF陣がここ5ゲーム無失点。もう心配はなくなった。
近年のプレミアリーグはスタートダッシュが不可欠だったが、それも今シーズンは少し趣きが違いそうだ。ユナイテッドが首位に立つ日も遠くないだろう。
このゲームで移籍後初ゴールをテヴェスが決めたり、苦しい布陣の中でナニが使えることもわかった。
サハも腐らずやっているようだし、ハーグリーヴスは間違いなく力を示すだろう。本当にもう、ガリーを待つだけになった。
ファーガソンはもう余裕満々だろう。
では、また話をチェルシーに戻す。
ドログバ、ランパード、カルバーニョが復帰すれば、チェルシーは誰が監督をやってもある程度の強さを誇示するはずだ。
しかし、やっぱり監督は大事。一番の杞憂は選手のコントロールだ。
チェルシーの選手がチームを離れるだろうことが、連日報道されている。
まあ、それは仕方ないことだと思う。彼らはチェルシーでプレーしていたというより、モウリーニョの下でプレーしていたという気持ちの方が強かったと思う。
ユニフォームに伝統がなく、一代で栄光を極めたチームの辛いところだ。
また強いチェルシーを取り戻すなら、よっぽどの刺激が必要だろう。
選手を入れ替え、新たなるスターを連れてくる必要がある。
フロントの、アブラモヴィッチの、決断には当然ながら注目が集まる。
また金をたっぷりとつぎ込むのだろうが、モウリーニョほどの買い物はできないだろうなぁ。
誰が新監督になるだろう。僕はとりあえずグラントが冬まではやると思う。
だった、モウリーニョのあとなんて僕ならば絶対にやりたくない。百害あって一利だけだ。(一利は金)
ファン・デ・ラモス、デシャン、リッピと名前は挙がっているが、まあ、ユーヴェのセリエBを戦う監督を引き受け、元チェルシーの選手だったデシャンならやるかもしれない。
リッピやカペッロは面白い。ヒディングが来てもいい。
ただとりあえず、グラント監督なんだ。選手も冬までは出て行けない。
ここからチェルシーはどういう戦いを見せるのだろうか。
次週のホームゲーム。相手はフルハムと、まだ1勝しかしていない勝てそうな相手ではなるが、モウリーニョが築き上げたホーム無敗がいきなり止まったのではたまらない。
グラントには、少しエールを送りたい。
チェルシーの一時代は終わった。
とても残念だ。いいチームで憎たらしいくらい強かった。どうせなら頂点まで駆け上がってほしかった。
ただこの時代、チェルシーファンは本当に誇らしい時間を過ごしたと思う。これからのギャップに当分苦しむことになるだろう。今6位。これ以上下がらなければいいが。
僕個人的な意見を言わせてもらえれば、ミランと、セリエAのチームと、強かったチェルシーが縁がなかったのが一番の心残りだ。
バルサとばかりで、モウリーニョはイタリアを敵に回すことがなかった。今シーズンのCLであればいいなと思ってたのに。
僕は、モウリーニョにユーヴェの監督を務めてほしい。とにかくイタリアにやってきてほしい。
今シーズンのプレミアはどうなるだろう。
とりあえず、チェルシーには注目してみようと思う。
もしかしたら、シェバやバラックが力を発揮するかもしれない。そうなると面白い。
アーセナルがどこまでついていけるか。まだまだ不安がいっぱいだ。
そしてリバプール。今シーズンも期待を裏切りそうなベニテスが、仇がいなくなったことで、どういう化学反応を示すだろう。楽しみだ。
ユナイテッド圧倒的優位だが、独壇場ではつまらん。何らかのハンディが必要だ。
ルーニーとロナウドはピッチで見たいから、リオのケガなんていかがだろうか。
そんぐらいでは、チェルシーの受けた衝撃とは比べ物にもならんが。